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少年野球①
少年時代に大人から受ける影響は大きい
影響を受けなければ、
今自分は汚い言葉も使わなかっただろうし、
もう少し落ち着いた人間になれたであろう
友達が入っていた少年野球チームに入り、自分の人生は大きく変わった
仲が良かった友達やうまくてかっこいい先輩がいて、ワクワクしていたが
その裏側には、どろどろした人間模様がうかがえた
お互いに噂、陰口が絶えない父兄、怒鳴り散らす監督、コーチ(もちろん当てはまらない方もいた)
母は気の許せる人を見つけるのに一苦労だった
態度が気に食わないと見せしめの様に少年らにビンタを食らわせ、
ツンと冷たい、まるで軍隊にいたかのような光景が頭に浮かび上がる
技術などはほとんど教えられず、試合でミスするたびに監督がいびるように激怒した
指導力が皆無という言葉がふさわしかった
今でもそのシーンはつらくて忘れられない
試合中失敗に対する恐怖を覚え、土日にはお腹が痛くなった
大事な場面では失敗を恐れるようになり、冷静さが持てなくなってしまった
試合で楽しいことなど一度もなかった
仲間が次々とやめ、残された中で比較的まじめな自分がキャプテンになってしまった
キャプテンになりたそうなお山の大将がいたのに、キャプテンになってしまった
まあ、僕は監督に怒られるのを恐れ、
クソまじめだったためその点では気に入られてたのであろうが、
少し自分の自尊心が満たされただけで、結果的にはいい迷惑だった
お山の大将を注意しないといけなくなり彼との関係は悪くなってしまった部
お山の大将に媚びへつらい、自分に都合のいいことがあれば
媚びへつらっていた大将を平気に裏切ってしまうような仲間にも嫌悪感を覚えた
まあ、お山の大将も媚症だったけどね
僕は裏切りにが垣間見えるチームに不信感を抱き、耐え切れずチームを去った
(今見ると当時の自分は人間関係では潔癖だったのかもしれない)